名古屋建築会議とは? | どんぐりひろばプロジェクト・プロジェクト編

名古屋建築会議とは?

1 設立の経緯
名古屋建築会議[NAC:Nagoya ArchitectualConference]は、名古屋で活動する建築家、批評家、研究者、教員、行政職員、アーティスト、学生等が、名古屋に関して自由に語り合える「場」として始められた。
そこで共有されているのは
・ポテンシャルを発揮しきれていない名古屋の現状を把握し、それに対してアクションを起こす。
・建築・町並み・街づくりを通じて名古屋を面白くする(活性化する)。
といった意識である。
この会では、地域の人々に対し、さらには全国へ向けて、名古屋という都市に関する情報や提案を発信し、名古屋の建築や都市景観への意識を高め、議論の契機となるような活動を目指している。

2 活動内容及び実績等
大名古屋論:あいまいな名古屋の都市像をフィールドワークによって明らかにして行く試み。
「ダンボール・ハウス」「パラサイトアーキてくちゃ」「ヴォイド・シティ」「アングラ・シティ」などの
テーマが取り上げられている。
現在、雑誌「10+1」(INAX出版)で連載中。

大名古屋展:上記の大名古屋論がサーベィやリサーチ中心であるのに対して、
同じテーマに対して「パラサイト」という方法で作品を制作する提案型の展覧会。
第一回目は、愛知芸術文化センター地下2階アートスペースXを会場とし、平成15年12月9日(火)から12月14日(日)の会期で開催した。毎年方法を変えながら、開催していく予定。

勝手にプロジェクト:都市の中に遍在する「場所のポテンシャルを生かし切れていない場所」に着目し、そこに依頼されてもいないのに「勝手に」提案をしてしまうプロジェクト。
一般市民や土地の持ち主・管理者、行政などにプレゼンテーションすることで、現在の都市のあり方を考える契機とする。
「円頓寺商店街活性化プロジェクト」などが進行中。

その他、名古屋を活性化するための様々な活動を展開中である。